鉢には兜の緒、忍緒(しのびのお)と呼ばれる紐をとりつけ、頭部を固定するために顎で結ぶ。 初期には鉢に緒をつけるために響穴と呼ばれる穴を開けて綰をつけていたと推測されるが、後には腰巻につけるように変化し、綰にかわって環をつける方式が現れた。
しころ(漢字:????、錏とも書く)
小札錣
中世に使用された物で、鉢の下辺(腰巻き)に小札錣を威した物を一段から複数段に渡って付け、垂下げた。 その両端を眉庇のついたあたりから折り返すのが特徴的で吹返と呼ばれる。 吹返はその構造上しころの裏側にあたるため、絵韋をはる。
板札錣、板錣
板札を威してつなげた板札錣と鋲留めした板錣がある。 中世には小札錣に圧されて姿を消していたが、戦国時代から復古し隆盛する。
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通常の庇同様、雨や陽光を遮るのみならず、額を守る等の用途も持って兜鉢の正面に設けた。 その多くは付眉庇(つけまびさし)と呼ばれる形式で、鉢に板金を鋲留めしたものであった。 中世の眉庇は兜からそのまま額から眉を覆うように作られていたが、後には鉢から斜め下方向に突き出た出眉庇、垂直に突き出た直眉庇と呼ばれる形状が現れた。
特に中世以降、武士の時代には己の武を誇り、存在を誇示するために鉢や眉庇に装飾物を取り付けるようになる。 立物は付ける場所によって前面に付ける前立(まえだて)、側面に付ける脇立、頂点につける頭立、後部につける後立に分けられる。
中世には鍬形と呼ばれる前立がよく用いられた。 初期は一体形成のものもみられるが、鍬形台と呼ばれる台の両端に獣の角等を想わせる一対の装飾を取り付けるのが一般的である。 三鍬形と呼ばれるものは、さらに中央部に祓立をつけ、ここにも装飾を取り付けることができるようにしている。
戦国時代に流行した兜の付属物で、鉢や錣にヤクや牛等の毛を植え付けた物。